2012/01/21

Web制作プロセスの理想像

少し昔の記事になりますが、良記事が目にとまったので紹介します。

purprin(@purprin)こと山田あかねさんがエスカフラーチェのデザイナーとして活躍されていた頃のコーポレートブログで、生活を便利にするレシピサイト「nanapi(ナナピ)」立ち上げ時のサイトデザインプロセスが紹介されています。

「公開しすぎじゃない?」っていうくらい、わかりやすくかつ赤裸々に公開されちゃってます。

Webデザイナーなら必ず一読しておきたい記事です。



まさに理想的!「合宿的制作スタイル」

nanapiのデザインプロセス(その1) - エスカフラーチェLLC

nanapiのデザインプロセス(その2) - エスカフラーチェLLC


Webサイトのデザインっていったいどこから始めるのか。

「いきなり絵を描き始めるわけじゃないんだよ」っていうことがすごくよくわかります。

というよりは「絵を描くことだけがデザイナーの仕事じゃないんだよ」って感じでしょうか。



Webサイトの骨格ができあがるまでのプロセスは、やっぱりディレクターとデザイナーが近い場所にいることが理想的だと思います。

「近い」というのは物理的にも、立場的にも、です。

近い距離で密接に、かつ時間をかけてコミュニケーションをとることが必要です。

purprinさんはこれを「合宿的制作スタイル」と呼んでいます。



ワイヤーフレームとデザインの役割
せっかくなのでここでのワイヤーフレームの意味について触れておきます。

けんすうさんはワイヤーフレームを作る際、それ自体は参考資料というか、ページで表示させたい要素を盛り込むものという位置づけで作ってくださっていて、必ずしもその通りに作ってください的オーダー見本ではないと思っていただいてました。

つまりここから私がやるべきことは、ワイヤーフレームに書いてあることを美しく再現することではありません。

ワイヤーフレームをよく観察して、目的により合致した画面の設計(情報の重要度・適切な表記のしかた・情報の見せ方)を提案し、形にしていくことだと思っています。
ワイヤーフレームの意味というよりは、ワイヤーフレームとデザインの役割について明確にしてくれていますね。

自戒を込めて改めて思い返すと、最近よく見るワイヤーフレームはデザインに踏み込みすぎていて、デザイナーはデザインソフトオペレーターになってしまっていることがとても多いと思います。



Web制作は本来ワクワクする仕事

ここに紹介されているnanapiのフレームワークをつくる段階の作業はとても楽しかったんじゃないかと想像できます。

新しいモノをつくる、そのイメージを膨らませていくプロセスって、本来とてもワクワクするものですよね!



今の自分もワクワクした気持ちで楽しくWeb制作に携われているだろうか?

「ワクワク」というよりは「不安」な気持ちいっぱいでスタートすることがほとんどかもしれません。

営業が制作の現場を知らずに決めてきた「見積もり」と「スケジュール」。

「上流」という誇りを振りかざすコンサルタントが決めてきた「戦略」。

これらが既に決定事項として与えられるところから始まるWeb制作現場。

完全に「分業」の意味をはき違えてしまっていると感じます。



ここまではデザイナーという立場からのpurprinさんの記事を紹介してきました。

一方で発注側であるロケットスタート社長のけんすう(@kensuu)こと古川健介さんがnanapi立ち上げについてまとめた記事もあります。


nanapiを作る上で気をつけたことのまとめ - ロケスタ社長日記 @kensuu


ひとつのWebサービスを立ち上げることに対する、両者の立場からの視点を並行して読み進めると面白いかもしれませんね。

役割分担がとても明確で、お互いに考えていたことがうまく交差しあってて、とてもいい感じです。

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